『新しい文学のために』(大江健三郎)の話から、高橋源一郎へ

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『未来への大分岐』を読了後、わたしは、『新しい文学のために』を読んでいる。

大江健三郎が書いたもので、岩波新書から出ている。

『新しい文学のために』(大江健三郎)

この本はずいぶん前に買ったまま、積読になっていた。

積読といっても、書棚のわりと目立つところに入っていて、いつか読むだろうと思っていたのだろう。

最近は新たな本をなるべく買わずに家にある未読本を消化しようという時期なので、「何かないかなあ」と思って、持ち運びもしやすい文庫か新書にしようと思って、中からこの本を選んだ。

この間まで、Eテレの「100分de名著」という番組で、大江の『燃えあがる緑の木』を特集したので、その影響で大江の何かを読もうと思ったのかもしれない。

大江健三郎の小説を、実は読んだことがない。

今年読んだ、高橋源一郎の『今夜はひとりぼっちかい?』の中に、

「オオエケンザブロウという人の小説は面白いんですか?」

そんな難しい質問に、すぐに答えられるわけがない。「ぼくには面白いけど、きみにはねえ」とか?いや、もしかしたら、Tくんが読んで、むちゃくちゃ面白いと思うかもしれないし。とか考えてしまい、返答に困るのである。

というくだりが出てきて、わたしは『今夜はひとりぼっちかい?』の中で、この「オオエ~」というセリフが一番印象に残っていた。

上の引用をするために、わたしは『今夜はひとりぼっちかい?』を全ページめくった。どのあたりで出てきた場面か、まったく記憶していなかったからだ。

しかも、なぜ全ページになったかというと、見つけられなかったからだ。

「大江健三郎」という字面を探してしまっていたが、実際はカタカナで、しかも16ページというかなり序盤のところに、それはあった。

読んだ印象なのに、漢字の「大江健三郎」を探すことになったのは、わたしにとっては、セリフ、つまり会話として印象に残ったからなのだろうか。

会話であれば、音だけなので、それが感じなのかカタカナなのか、わからない。

おもしろいことに、回数は不明だが、わたしは、『今夜はひとりぼっちかい?』を読んだ後、確実に何度かは、この「オオエケンザブロウという人の小説は面白いんですか?」というセリフを頭の中で再生したし、大型書店に行くたびに、大江作品の文庫本を手に取っていた。

わたしが大江の文章を今読んでいるのは、こうした背景と、最近「100分de名著」でやっていたというきっかけがあったからだ。(その前に、積読があったからか)

まだ読み始めたばかりだが、わたしにとっては、とても読みにくくておもしろい文章である。

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