「自己評価」をしよう
僕はこの1年間、毎日「振り返り」をしてきました。
僕がやっている振り返りは、「自己評価」です。
今回は、自己評価の考え方について説明します。
評価。
皆さんは、この単語を聞いてどんな印象を持ちますか。
「自分自身を評価してください」と言われたら、欠点をたくさんあげて挙げてしまいそうですよね。
そう。あなたは、「評価」がわかっていないんです。
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評価とは何か
評価
日本国語大辞典
(1)品物の値段をきめること。また、その価格。
(2)善悪、美醜などそのものの価値を定めること。また、その価値。価値があるとすることをもいう。「評価できる作品」
(3)「きょういくひょうか(教育評価)」の略。
(1)、(2)は、皆さんのイメージ通りの内容ですね。
僕が日常的に行っている評価は、(3)の「教育評価」の概念に近いことです。
それでは、教育評価についても辞書を引いてみましょう。
教育評価
日本国語大辞典
児童・生徒の学習や行動の発達を教育の目標に照らして測り、判定すること。単に測定することだけが目的とされるのではなく、それによって教育効果を高める役割を果たすことが望ましいとされる。試験、考査だけでなく、日常の観察による判定も含まれる。
日本大百科全書(ニッポニカ)
教育評価とは、教育活動の過程や効果、ならびにその背景となる諸条件について客観的資料を集め、それを教育目標に照らして解釈し、教育活動の改善に役だてることをいう。
世界大百科事典
教育評価とは,教師にとっては,みずからの教育実践をふり返り,自己反省と自己点検を行う活動であり,生徒にとっては,教師の評価活動を通して,教師から与えられるさまざまな情報を契機にみずからの学習活動を点検する活動である。
イメージわいてきましたか。
つまり、評価と言っても、結果が「いい」とか「悪い」とかビシバシと決めつける話ではないんですよ。
むしろ、プロセスも振り返りながら、「さあ、次どうしよう」という前向きな話なのです。
手帳でできる自己評価
僕は毎朝、手帳を開きます。
そして、昨日の振り返りを行います。
この時間が、自己評価タイムです。
バーチカルページに残っている、行動のログ、メモページに書き留めておいた思考の断片や思いつきを読み返します。
そして、1日を思い出すのです。
さらに、自分に対してこんな質問をします。
「できたことは何?」
上で見た「評価」をしたいのですから、この観点が重要だということがわかりますよね。
先ほど思い出した中から、できたことを3つ書きます。
スラスラ書けることもあれば、「できたことなんて、あったかなあ」と手が止まってしまうこともあります。
それでも、無理やり書きます(笑)
1日3つなので、1年間で1,095個のできたことが積み上がります。
すごくないですか?
「できたこと」1,000個以上ですよ!!!
「できたこと」に続いて、
「わかったことは何?」
と自問します。
こちらは、行動としてできたというよりは、思考または行動のなかで何に気づき、認識を改めたかを考えるための質問です。
これも最初のうちは無理やり絞り出すのですが、難しい場合は「気づいたことは?」など、ハードルの低い問いに変えるとうまくいきます。
1年間続けた結果
僕はこれまで、自分にまったく自信が持てませんでした。
人からすごいと言われても、褒められても、テストで点数がとれても、ぴんときませんでした。
そこで、手帳を使って自分の成長を実感してみたいと思いました。
やり方は日々変えながらですが、1年間手帳を使ってみました。
できたことがたまり、わかったことをきっかけにして考えが広がったり、深まったりしていきました。
ある時、数ヶ月前の記述を読み返しました。
すると、今現在頑張っている案件が、年の前半になんとなく「わかった」ことを種にして成熟した姿だということに気づきました。
こういうことの積み重ねで、少しずつですが自信がつき、前向きに考えられるようになりました。
まとめ
自己評価は、プロセスも振り返りながら、「さあ、次どうしよう」という前向きな振り返り
手帳を使って、毎日「できたこと」、「わかったこと」を考えるという自己評価をしよう
自己評価は、長期的に自信を生む
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