『時間投資思考』(ロリー・バーデン)レビュー「これはのちのち意味を持つか」を意識すれば、時間は増殖する
時間がない。
時間がほしい。
やりたいことはたくさんあるのに。
あなたは毎日、そんなことをぼやいていませんか。
僕もずっと、時間が欲しいと思ってすごしてきました。
でも、時間管理にはどうしても抵抗があったんですよ。
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Contents
時間の節約
「タイムマネジメント」
この言葉、なんだか節約に似ていますよね。
「時間(お金)は限られているから、うまく配分して無駄なものを削りましょう」みたいな話で。
僕はずっと、その考えに納得できませんでした。
「有限なものをどう配分するか」という思想に、とてつもないつまらなさと虚しさを感じていました。
でも、なんだか違和感がありました。
お金の面でいえば、節約だけの話をしても、資産は築けないことは明白です。
利益を増やし、投資しなければならない。
「投資」。
実は、時間も投資することはできるんじゃないだろうか。
時間の投資
そんなことを考えているとき、1冊の本に出会いました。
それが『時間投資思考』です。
この本によると、やはり時間も投資できるというのだ。
こんな衝撃的な一文がある。
明日自分に多くの時間を与えてくれる事柄に、今日時間を使うことで、時間をマルチプライ(増殖)する
明日の自分のため!
「将来の時間を増やす」かどうかでやるかどうか決める!
これはすごい発想ですね。
シグニフィカンス(将来的意義)
通常僕たちは、緊急度と重要度で時間を考えますね。
時間管理マトリクスというやつ。
で、結局失敗しますよね。
「緊急ではないが重要なこと」に、多くの時間を使おうとするけど、結局緊急性が上回る、という展開です。
本書には緊急度、重要度につぐ第3の軸「シグニフィカンス(将来的意義)」が登場します。
「シグニフィカンス」は、実は重要度の一要素です。
でも、緊急度も重要度を見積もる一要素なんですよね。
このことから、重要な結論が導き出されます。それは、
「シグニフィカンス(将来的意義)」という観点の導入が、いつも邪魔をする「緊急度」の引力を相殺する
ということです。
「重要か?」
「YES.」
「緊急か?」
「YES.」
「じゃあ仕方ないな、今やろう。」
「いや、ちょっと待て。
それは将来の時間を増殖させるか?」
「NO.」
この発想を繰り返していくと、そもそも緊急なことを発生させなくなるのです。
なぜなら、緊急度の高い事態を避けることが、明日の自分の時間を増やすからです。
本書では、時間を投資するための5つの要素が紹介されている。
- 削る
- 自動化する
- 任せる
- 先延ばしする
- 集中する
ここまで読んで、「時間投資の方法を知りたい」と思ったあなたは、今すぐに本書を手にとりましょう。
なぜなら、それが明日のあなたの時間を増やす、投資的行為だから。
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▼いしざわのnote