ドカベン世代のドラフト
今回は、山田太郎が指名されたドラフトについて書く。
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ドカベン世代のドラフト
1994年(平成6年)11月。
ドカベン山田太郎が目玉のドラフト会議が行われた。
新聞(スポーツチャンピオン)でも、ドラフト特報として、明訓の選手たちの特集が組まれた。
山田、里中、岩鬼、殿馬。
各1面が割かれている。
1つの高校から、4名もが個別に特集をされている。
すごいことだ。
さらに、実力的には、微笑の特集があってもよいくらいだ。
この、微笑を加えた5名がいた明訓。
強いわけである。
プロに行くかもしれない選手が5人、ではない。
プロ野球の顔になる可能性がある選手が5人、である。
さて。ドラフト。
目玉の山田太郎は、なんと12球団中、10球団が1位指名をすることになった。
とんでもない選手である。
そして、もうひとりとんでもない選手がいた。
岩鬼正美である。
山田を指名しなかった2球団とは、巨人とソフトバンクで、監督は長嶋茂雄と王貞治だ。
ONは、揃って岩鬼を指名。
世界のホームラン王と、かつて松井秀喜を指名したミスタープロ野球が、そろって山田ではなく岩鬼。
岩鬼という選手が、いかに特別であるかを物語るエピソードではないだろうか。
▼いしざわのnote