ドカベン名勝負(高2春)
ドカベンの名勝負を選ぶ。
2回目。
今回は、高2春。
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高2春
春のセンバツ。
江川学院戦。
ノーヒットノーラン男の中二三夫とドカベン山田の対決が、注目を集めた。
結果は5打席連続の敬遠。
なんと、満塁の場面でも敬遠。
中は快投を見せ、自身が本塁打を放つも、延長12回、明訓のサヨナラ勝ち。
名勝負には違いない。
ただ、中と山田の対決が見られなかったことが残念だった。
準決勝、信濃川戦。
信濃川の監督は前年夏まで明訓の監督をしていた、徳川。
構図は、名将徳川VS明訓。
山田・里中のバッテリーと徳川の読み合いは高レベルだった。
明訓は、里中が新球「さとるボール」(シンカー)を駆使してしのぐと、山田の三塁打からの微笑のスクイズで勝ち越し。
勝ち切った。
決勝の相手は土佐丸。
この試合を「名勝負No. 1」に挙げる人も多い。
わたしも、とてもいい試合だと思っている。
剛球があるわけではない。
山田を空振りさせる変化球もない。
でも、抑えた。
野球の奥深さを、犬神は持っている。
信濃川戦での負傷で思い通りのボールが投げられない里中は、さすがの経験値で乗り切る。
最後は殿馬の1発で明訓の優勝。
もし里中が本調子だったら、どんな展開になっていたのだろうか。
いい試合というのは、「もし〜だったら」と、実際に起こった以外の展開を考えたくなるものである。
▼いしざわのnote