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ドカベン名勝負(高1夏、高1秋)

ドカベンの研究


ドカベンの名勝負を選ぶ。

まずは、高1夏、高1秋。

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高1夏

高1夏。

予選。

初戦の白新戦は、印象に残る試合。

リリーフした里中、途中から出た山田。

不知火を攻略して逆転勝利。

決勝の東海戦は、里中が完全試合。

雲竜も抑える。

2試合とも、いい試合ではあるが、名勝負かと言われると疑問だ。

前者はバタバタ劇だし、後者は東海が淡白すぎた。

甲子園。

初戦、通天閣戦。

坂田三吉との真っ向勝負。

北のタイムリーが印象的だ。

純粋に、高校野球を見た気がした。

ベスト10に入れてもいいかもしれない。

準決勝、土佐丸戦。

殺人野球のベールを脱いだ土佐丸。

キャッチボール投法で3点を失った犬飼小次郎の真意は謎だが、「鳴門の牙」の剛球は山田太郎をも三振させた。

レベル、試合展開とも、大会No. 1か。

決勝の相手は、いわき東。

エース緒方のフォークボールと、1番打者足利の驚異的なスピード。

相手の武器を封じるために作戦を立て、実行し、里中の気迫、岩鬼のパワー、山田の肩と打力で勝負を決めた。

明訓は、本当に強い。

土佐丸戦に続くこの試合で、「最強の明訓」が決定的になった。

高1秋

甲子園で優勝した明訓だが、岩鬼が教師と喧嘩騒ぎを起こしたという理由で、部員が大幅に減ってしまう。

しかも里中は甲子園での怪我により、投げることができない。

人数もギリギリ、本職の投手ゼロという信じられない状況で秋季大会が始まる。

白新戦。

明訓の投手は、岩鬼、殿馬、山田。

白新は、なぜか不知火が先発しない。

選手兼監督になった不知火だが、長いイニングを投げられない理由があったのだろうか。

不知火は、夏までは義眼だったが、移植手術により両目が見えるようになった。

その手術の影響か。

結局、リリーフの不知火は、山田に打たれる。

この試合は、5回ある不知火との戦いの中でもっともひどい試合だ。

東海戦。

里中が復活。

雲竜は山田封じと称して、山田に死球を与える。

平凡な試合。

決勝、横浜学院。

土門剛介との初対決。

土門は、ドカベン屈指の剛腕投手だ。

とにかく速い。

明訓といえども、バットに当たらない。

おまけに山田は、東海戦の死球で右手を痛めている。

山岡のトンネルで勝ち越されるなど苦戦したが、微笑三太郎のサヨナラ満塁ホームランで勝利。

いい試合だった。

関東大会。

甲府学院戦。

土井垣監督の初采配試合だ。

明訓は、あと一歩で初黒星を喫するところだった。

賀間剛介のボールは、それまでのどの投手よりも重かった。

バットには当たっても、飛ばない。

それでも山田には勝てず、明訓のサヨナラ勝ち。

クリーンハイスクールによると思われる妨害はあったが、そんなことは関係なく名勝負のひとつだ。

クリーンハイスクール戦は、山田が記憶喪失で終盤まで不在。

山田のリードがない里中は、フォアマンに打たれる。

打線も、影丸の前に沈黙。

結局、山田が試合に出てからは明訓の強さが際立ち、明訓の無敗は続いた。

最初から山田がいたら、甲府学院戦よりも楽な試合だったのではないか。

決勝の赤城山戦は、興味深い。

左右投げの木下(わびすけ)は、山田を封じ込めた。

この赤城山戦は、山田がブレーキになった、初めての試合だ。

明訓にとっては、「山田が打てないならどう勝つか」を、山田にとっては、「打てないならどうするか」を問われた。

果たして、明訓は山田のセーフティバントで勝った。

明訓をあと一歩まで追い詰めた木下と国定だったが、及ばず。

文句なしに、好勝負。

今回見た中では、高1夏の通天閣、土佐丸、いわき東、高1秋の横浜学院、甲府学院、赤城山が「名勝負」だ。

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