なぜ手帳を使うのかを考えよう
スポンサーリンク
そもそも手帳とは何か
手帳。
普通につかって、みんな何かしらをイメージしていますよね。
でも、手帳って何だ?と考えると、少々ふわっとしています。
日本国語大辞典によると、手帳は、
いつも手もとに置き、心おぼえのためにいろいろな事柄を書き込む小さな帳面。手びかえ。
だそうです。
なるほど。
「いつも手もと」
「心おぼえ」
「いろいろな事柄を書き込む」
「小さな帳面」
分解してみると、結構はっきりしてきますね。
そして、「スケジュールを管理するため」とは一言も書かれていないことにも気づきます。
いつの間にか私たちは、「手帳=スケジュール帳」と定義してしまっていました。
ところが実際には、上で見たような、「いろいろな事柄を書き込む」ツールだったわけです。
そう考えると、手帳難民と言われる、理想の手帳を追い求める人が大量発生する現象にも納得がいきます。
「自分にとっての『いろいろ』とは何か?」
この問いがないと、それに最適な手帳選びなどできるはずがなかったのです。
手帳の使い方ワークショップ
そうは言っても、難しいですよね。
なぜ使うのかって言われても……ね(笑)
そこで、2017年12月3日に、こんなイベントを開催してみました。
「目標達成?日記? そろそろ手帳の使い方を決めませんか?」ワークショップ
当日のコンテンツは、こんな感じ。
- 手帳の他己紹介
- 主催者2人の使い方
- 改めて手帳の他己紹介
- 理想の1ページを作ってみよう
参加者の皆さんは、「スケジュール以外も書いていこう!」という状態になって帰られました。
「帰宅途中に来年の手帳を購入しました」という報告もあって、嬉しい限り。
手帳を使う理由の定め方
では、皆さんはどうやって手帳を使う目的を探ったらいいかという話。
- とりあえず仮説を立てる
- これかな?という手帳を試す
- やっぱりこっちかとおもったらそれも買う
- だんだん1冊に収斂させる
- 手帳選びと並行して、使う理由もブラッシュアップ
こんな流れで行きましょう。
最初の「とりあえず仮説を立てる」とは、「何のために使うか」についての仮説です。
案外、最初に考えていたのとは違うメリットを発見するものです。
「目標管理のためと思っていたけど、私に必要なのは日記だった〜〜」
とか。
だから最初は、初期仮説みたいな目的でいいんです。
その仮設に従って、手帳を選びましょう。
1日1ページのものなのか、週間バーチカルなのか、それ以外か。
これも、「使ってみないと分からない〜!!」
ってなりますよね。
正しい感覚です。
分からないんですよ。
一生これを使えというわけではないので、スパッと選んでしまいましょう。
重要なのは、使い始めることです。
使い始めると、いいところ、悪いところ(というか、自分に合わないポイント)が見えてきます。
そして、「あっちの手帳の方が良さそうだ」みたいな心境になります(笑)
そうしたら、そっちに乗り換えてもOK。
極端かもしれませんが、気になる手帳があれば5冊くらい買っちゃっていいですよ。
年の後半に向けて、1冊に絞って行けばいいんです。
「1年間手帳選びに使いました」っていうじっくり感が大切!
そうこうして、手帳の使い方を試行錯誤していると、「なぜ使うのか」の方もわかってきます。
要するに、やりたいことはこれだ!
そして、先鋭化された「使う理由」に基づいた手帳を使えばいいのです。
目的が変わったら、当然手帳も変えましょう。
▼いしざわのnote