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特化ブログか雑記ブログか

ブログ

本を読んでいるとき、「特化ブログか雑記ブログか」という問題が気になってきた。

アフィリエイトで夢を叶えた元OLブロガーが教える 本気で稼げる アフィリエイトブログ 収益・集客が1.5倍UPするプロの技79』という本を読んでいる。

わたしはブロガーになってみようと思い立った。

先日読んだ『Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]』に続いて、今度はアフィリエイトの勉強をしてみようと思ったのだ。

途中まで読んだ。

雑記ブログでのアフィリエイトのやり方を初心者向けに解説している本で、とてもわかりやすい。

また、「ブログって楽しそうだなあ」と思える。

ブログの本当の入門書は、「アドセンスもあるし、アフィリエイトもあるよ」でいいと思うが、両者は大きく違う。

どちらについて話すかで、正解も変わってしまうだろう。

だから、『Google AdSense マネタイズの教科書[完全版]』や本書のように、どちらかに絞って話したほうが、内容が深まる。

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このブログは特化ブログか雑記ブログか

本書にも登場するが、「雑記ブログか特化ブログか」というのは、よく聞く議論である。

そして、どちらかが絶対的にいいとか悪いとかいう話ではなくて、自分はどちらで行くか、という選択の問題だ。

わたしはこれまで、このソレオ雑記を、「雑記」として運用してきて、もし本書の戦略を採用するなら、このブログにアフィリエイト記事を増やしていくことになる。

それもいいなあと思っている。

ちなみに、アフィリエイトを始めたとしてもわたしの文章にはまったく影響がないはずで、それが文体を獲得しはじめたことの効果なのかもしれない。

文体というのは、単なる言い回しのことではない。

いろいろな人のブログを読んでいると「~なんですよね」みたいなことの話が文体の話だと思っている人が多いが、文体というのはそんなに表面的なものではなくて、特徴的な言い回しがなくてもにじみ出るものである。

この話は、たしか三島由紀夫の『小説読本』に書いてあった気がする(たぶん)。

まだこの『アフィリエイトで夢を叶えた元OLブロガーが教える 本気で稼げる アフィリエイトブログ 収益・集客が1.5倍UPするプロの技79』を読了していないものの、有力な方針のひとつに、「雑記アフィリエイト」があることは間違いなさそうである。

特化と雑記という対比はおかしい

それにしても、特化と雑記という対比は、気持ちが悪い。

言葉の単位があまりにも合っていない。

揚げ足取りをしたいわけではない。

だが、こういう、日本語としておかしい比較がなされているときには、たいてい、論理的におかしな議論になっているものである。

「特化」とは、

ある特定の部分に重点を置くこと。業務内容を限定し、専門化すること。
(デジタル大辞泉)

だそうだ。

対して、「雑記」は、

いろいろな事柄を書きつけること。また、書きつけたもの。
(デジタル大辞泉)

だ。

まず、「特化か雑記か」が日本語として成立していないのは、特化が「重点を置く」という姿勢・態度の話をしているのに対して、雑記は、「書きつける」という行為の話なのだ。

特化と対比させたいのであれば、「いろいろな事柄を重視する」という意味の言葉を採用する必要がある。

特化の対義語は不明

手元に、対義語を調べられる、辞書がないので、「特化 対義語」で検索してみた。

一部、特化の対義語が「一般化」であると書いてあるものを見つけたが、説明の信頼性が判断できなかった。

他には、特化の対義語は登録されていないという辞書が多かった。

もっとも、「特化か雑記か」は、反対だとは言っていない。

あくまで、2つの類型があると言っているだけだ。

だから、言葉の大きささえ揃えれば、正当な判断ができる。

特化の類義語は専門化

ちょっと発想を変えて、特化の類義語を探し、それと「雑記」を近づけるという手もある。

特化の類義語には、「専門化」があるようだ。

これは、しっくりくる。

これまで「特化ブログ」と呼んでいたものを、「専門ブログ」と呼び変えても、大した違和感はない。

では、「専門」の対義語はなんだろうか。

ネットで調べると、「一般」とか「汎用」という言葉が出てくる。

一般ブログや、汎用ブログでは、雑記ブログで表現したい、複数の、というか無数のテーマを扱うブログという意味にならない。

単に、専門性が低いブログとか、何にでも役に立つブログという意味になってしまう。

「専門ブログ」、「一般ブログ」と呼ぼう

「くそー、考え直しか」と思ったのだが、次の瞬間、「待てよ」と思い直した。

本当にそう(「専門性の低いブログ」)なのかもしれない。

そもそも、研究者だって、かなり狭いテーマにして、ようやく専門家として生きている。

アリストテレスとか、レオナルドダヴィンチとか、ああいう何でもできる人のほうが、おかしいのだ。

ましてや、わたしたち一般人なら、なおさらではないか。

わたしは、テーマを選ばないブログを、特化ブログ(≒専門ブログ)と対比して、「一般ブログ(専門ブログほどには専門性がないブログ)」とあえて呼ぶのが正しいと考える。

一般ブログの情報も、読み手の役に立つ。

例えば、朝日新聞の経済ニュースは、日経新聞ほど専門的ではなくても、役に立つ。

それと同じだ。

「特化ブログか雑記ブログか」あとがき

言葉の選択に気をつかってみたが、結果的に、ブログとか文章について、少しだけ理解が深まった。

今度は、「雑記」を軸に同じテーマを考えてみたいと思う。

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