ドカベン名勝負ランキング(ベスト10)

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「ドカベンの名勝負はどれなのか」という問いが立ったので、何回かに分けて考えてきた。

「ドカベン名勝負」ノミネート30試合一覧

ドカベン名勝負(高1夏、高1秋)

ドカベン名勝負(高2春)

ドカベン名勝負(高2夏その1)

ドカベン名勝負(高2夏その2)

ドカベン名勝負(高2夏その3)

ドカベン名勝負(高2秋)

ドカベン名勝負(高3春)

もっとも、名勝負というよりも、山田太郎が恐ろしい打者であると確認する作業になってしまったのだが。

さて、ここで、わたしなりにベスト10を選定してみたい。

ドカベン名勝負ランキング

10位から8位

それでは、10位から発表しよう。

10位、土佐丸戦(高2春)

選抜の決勝だ。

今回と同じランキング企画をやれば、多くの人が1位にするであろう試合だ。

だが、その理由は勝負自体ではなく、単行本31巻で描かれている、明訓四天王のサイドストーリーだ。

わたしが今やっているのは、「野球としてどれがいい試合だったか」なので、それは影響しない。

里中が指の怪我で本調子ではなかったが、わたしは「投手・犬神」の山田封じに、野球の奥深さを感じたので、ランクイン。

9位、信濃川戦(高2春)

選抜の準決勝。

信濃川の監督は、かつて明訓を率いた徳川。

山田や里中のことを知り抜いた名将との読み合いは、見応え十分だった。

突き指を隠しながら戦う里中。

怪我の功名で誕生した「さとるボール(シンカー)」で、見事に勝利。

8位、赤城山戦(高1秋)

関東大会の決勝。

赤城山は、エース国定が投打に活躍。

しかし、山田の打席だけは国定ではなく木下がリリーフする。

木下は鷹丘中学時代の山田の同級生。

しかも、野球部ではなく柔道部で一緒だったのだ。

木下(通称:わびすけ)は、柔道部の主将をしていた。

そんな木下が、打倒山田のために野球に転身。

見事な山田封じを見せた。

木下が編み出したのは、両投!

投げる寸前まで、右か左かわからないように振りかぶるという奇策だった。

山田を抑えに抑えた木下だったが、打てないなりになんとかする山田のセーフティバントに沈んだ。

7位から4位

7位、白新戦(高2夏)

神奈川県大会での一戦。

不知火と里中のハイレベルな投手戦だ。

不知火は、この前に、2試合連続完全試合を達成しての明訓戦。

勢いそのままに、明訓にも打たせない。

山田太郎に対しても、新球を繰り出す。

超遅球。

いわゆる、スローボールである。

何のことはないと思うかもしれないが、不知火の速球と混ぜてしまえば、立派な変化球である。

同じフォームから繰り出され、山田でも1試合の間に対応することはできなかった。

試合を通じて、山田のヒットはセーフティーバントの1本だけだった。

不知火は9回まで完全試合を続けたが、10回にルールの盲点をつかれ失点。

対する里中は、ノーヒットノーランを達成した。

見事な投手戦だった。

6位、通天閣戦(高1夏)

山田が初めて出場した甲子園での初戦だ。

通天閣の投手は、大会屈指の左腕・坂田三吉だ。

坂田の投球は、ほとんどが直球。

しかし、明訓を抑えた。

坂田対明訓打線は、力と力の真っ向勝負だった。

最後は、伏兵・北のタイムリーが決勝点となって明訓が勝利した。

純粋に、「いい試合だ」と感じた。

5位、甲府学院戦(高1秋)

エースの賀間は、柔道時代の山田のライバル。

山田と勝負するために、野球に転身したのだ。

柔道時代と同じように、賀間の武器は「力」。

鷲掴みのまま投げる「砲丸投げ」は、鉛のように重く、明訓は前にボールを飛ばせない。

反対に、甲府学院は賀間のパワーによって明訓から2点を奪う。

この試合は、無敗・明訓がはじめて絶望的な状況、「敗色濃厚」となった試合だ。

最後は、山田が力対力の勝負に勝って決着したのだが。

4位、いわき東戦(高1夏)

いわき東には、エース緒方と、1番打者足利がいた。

緒方のフォークボールを打つのは至難の技で、足利の走力は常に得点のチャンスだ。

相手の武器をどう封じるか。

そして、攻略するか。

この試合は、「お互いの技を出し合って力量を比べる」という点で優れた戦いだった。

最後は岩鬼のホームラン(大会初安打!)で幕を閉じた。

3位から1位

3位、土佐丸戦(高1夏)

明訓と土佐丸は3回戦っているが、この最初の対決が、最もいい試合だった。

そしてわたしは、いまだにこの試合のことがよくわかっていない。

なぜ犬飼小次郎は、キャッチボール投法で試合に入ったのだろうか。

最初から「鳴門の牙」の剛球を見せるわけには行かなかったのだろうか。

そして、殺人野球で里中に怪我を負わせる代わりに3点目を奪われる必要はあったのだろうか。

それくらい、明訓の実力を認めたということなのだろうが、この2つの疑問については、あれこれと考えてしまう。

にもかかわらず、わたしは名勝負の3位にあげる。

わからないことだらけだが、犬飼小次郎と山田太郎の対決はすごかったのだ。

2位、中山畜産戦(高2秋)

わたしは最近『ドカベン』全巻を再読して、この試合に衝撃を受けた。

中山畜産は、新しい学校で、創部2年目。

監督は中山農機の社長。

異色の高校だ。

しかし、イロモノとして扱うわけにはいかない。

実力のあるチームだったのだ。

試合は9回あって、最後に1点でも多く点を取った方の勝ち。

それが野球というゲームなのだ。

そんなことを思い出させてくれる試合だった。

脇坂、綱吉、新山の継投。

しかも、最初の2人は変則で、最後の新山は145kmの速球。

そして、肩を負傷して試合に出ていなかった主砲の豊富が、代打ホームラン。

中山畜産は、まさに、「あの手この手」という表現がぴったりのチームだ。

おもしろい野球の試合とは、こういうものなんじゃないだろうか。

1位、弁慶戦(高2夏)

わたしは、「名勝負ノミネート30」を書いたとき、どの試合を1位にするのかを決めていなかった。

もちろんこの弁慶戦は、印象に残っていた。

だが、なんとなく、これ以外の試合を1位にするのではないかと思っていた。

あまりにもベタすぎるからだ。

でもわたしは、この試合を1位にした。

読めば読むほど、これ以上の試合にはそう簡単に出会わないだろうことがわかるからだ。

それまでにも、明訓が追い詰められたことは、何度かある。

しかし、この弁慶戦は、怖かった。

見ている者にも、試合中に、「負ける恐怖」を植え付ける試合だった。

それは武蔵坊の最後のプレーとなって現れ、義経の八艘飛びが、美しくて恐ろしい戦いに終止符を打つ。

名勝負以外の、何物でもない。

  1. 弁慶戦(高2夏)
  2. 中山畜産戦(高2秋)
  3. 土佐丸戦(高1夏)
  4. いわき東戦(高1夏)
  5. 甲府学院戦(高1秋)
  6. 通天閣戦(高1夏)
  7. 白新戦(高2夏)
  8. 赤城山戦(高1秋)
  9. 信濃川戦(高2春)
  10. 土佐丸戦(高2春)

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